保育園 と 幼稚園 どっちに通わせる?

保育園

幼稚園と保育園。

すでにお子さんがいて、もう幼稚園や保育園に通っている方

赤ちゃんがいて、これから幼稚園か保育園を検討している方

これから出産を控えていて、気になった方

幼稚園と保育園の違い、どっちに通わせるの?という疑問にお答えしていきたいと思います!

幼稚園と保育園の違い

幼稚園も保育園も子どもを預けるための施設です。

所管省庁

幼稚園:厚生労働省

保育園:文部科学省

幼稚園と保育園では管轄が異なりますので、性質も異なります。

幼稚園は「幼児を保育し、適当な環境を与えて、その新進の発達を助長すること(学校教育法第77条)」、保育園は「日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育すること(児童福祉法第39条)」とそれぞれ目的を定められています。

幼稚園では学習面を中心とした指導、保育園では基本的に生活面を中心とした指導を行います。

保育年齢対象

幼稚園:満3歳の4月~小学校入学前

保育園:0歳~小学校入学前、かつ、保育に欠ける状況が発生した時~保育に欠ける状況が消滅した時

幼稚園では年度での入園が基本ですが、保育園では0歳から入園できますが、保育に欠ける状況が発生した時からの入園となります。つまり保育園に入園するためには、両親が仕事や病気などで子どもの保育ができない状態であるでということです。待機児童問題などというように、子どもを保育園に預けて働きたいという気持ちだけでは預けられない可能性が高いです。

また、多くの幼稚園は9月~11月頃に願書の配布や受付があり、希望する幼稚園の面接などを得て入園が決まります。

保育園の場合、保育に欠ける状況が発生した時から入園とさきほど書きましたが、育休からの職場復帰のために保育園に入園しやすい4月入園を希望される方が多いです。その場合、10月~12月頃に入園申込を行います。そして入園の可否が決まるのが1月~2月頃。その後欠員などで2次募集がある場合もあります。

入園希望が4月の場合、早い段階で幼稚園にするのか、保育園にするのか決めておかないといけません。

保育時間

幼稚園:標準4時間以上 9:00~14:00頃まで

保育園:原則8時間以上 7:30~18:00頃まで

       (各園によって異なります)

幼稚園では1日4時間を標準として39週以上を各園にて定めています。

夏休みや春休みなどの長期休業もあります。

基本的には夕方前には帰宅…となりますが、延長保育の形でその後も預かってくれる園も増えてきました。共働きや介護などを行っている家庭も増えている中、保育園だけでなく幼稚園に通わせるという選択肢も広がってきています。

一方、保育園では8時間を原則としていますが、園によって時間は前後します。

 フルタイムで働いていたり、勤務地が少し遠い場合、急な仕事が残業として入ってしまう時などは延長保育として朝も少し早め、夜も少し長めに預かってくれますよ。

幼稚園に通わせるメリットは?デメリットは?

メリット

・体育や音楽、英語など教育的な部分を経験することができる

・リトミックなど、心身の成長につながる方針を取り入れることができる

・帰宅時間がお昼過ぎなので、その後に習い事に通わせることもできる

・園バスがあるところだと、天気に関係なく少し離れた園でも通いやすい

デメリット

・帰宅時間が早いので、延長保育のない園ではフルタイムでの仕事は難しい

・お祭りやバザーなど親が参加する行事が多いので、時間が取られる

・入園金、制服や指定の教材などがあることが多いため、費用がかかる

保育園に通わせるメリットは?デメリットは?

メリット

・0歳から預けることもできるため、働きやすい

・縦割り保育などで他の年齢の子ともかかわる機会も多い

・基本的な生活(トイレや食事のマナー)なども集団生活の中で身につく

デメリット

・両親の状況(就労状況や収入、介護などの要因)によって入園できるかどうか審査があり、場合によっては待機児童となる可能性がある

・週末、お昼寝用の布団やシーツの持ち帰りがあり、週明けにきれいに選択したものを持参しなければならない。シーツ掛けは園でやってくれる場合もあれば自分でやる場合も。(時間のない朝にシーツ掛けするのは結構大変でした。しかも兄弟がいて2人分以上となるとてんやわんや)

・保育することができない時間(通勤時間+勤務時間)のみ預かってくれるため、送り迎えは時間との戦いになりがち

職場復帰を考えている人はまずは保育園を検討

現在、産休育休中で職場復帰を目指している方はやっぱり保育園が第一候補になるでしょう。

0歳から預けることができるため、早い段階で職場復帰ができます。そして夏休みのような長期休暇中も変わらず安心して預けることができますから。

しかし保育園に通うとなるとなかなか個別の習い事のために時間をとりずらいという

側面があるため、子どもにいろいろな習い事をさせたい人は職場復帰後、ご自身が仕事に慣れてから時間の取り方を考える人が多いようです。

子どもが満3歳になり幼稚園への入園ができるようになったら延長保育のある幼稚園に転園させる…という選択肢をとる方も増えてきています。教育面でしっかりした時間をとってくれる幼稚園などを選ぶことで、仕事で多様な中でも習い事の時間を別に確保する必要なく、休日は家族の時間として過ごすのも良いですね。

まとめ

幼稚園、保育園どちらを選ぶかはいろいろな側面から検討する必要があります。

申込の時期に慌てないようそれぞれの園の特性を見ながら、家庭の状況と教育方針などを相談して決めていきましょう。

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